こんにちは、ピンキーです!
本日は、『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』(三笠書房 出版)の著者として注目を集めている神田裕子さんについてまとめました。
神田裕子さんはご自身をスーパーカウンセラーと名乗っており、SNSなどのプロフィールで紹介しているご自身の肩書きは『心理/産業カウンセラー』になっています。
過去には『パートナーが発達障害かも?』という書籍なども出版されています。
東京と札幌を中心に活動されているようですが、いったい何者でどのような人物なのでしょうか?
この記事では、
✅神田裕子のwiki経歴
✅年齢や出身大学は?
✅カウンセラーの資格は?
について知ることができます。
これらのことが気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
神田裕子の娘や夫は発達障害?
結論から先にお話しすると、娘さんとご主人は発達障害の診断はされていないようです。
ただ家族として共に生活をされていた神田さんによると「グレーゾーン」だと考えておられたそうです。
それらについては、ご自身のSNSや代表を務める「オフィスレアリーゼ」のホームページに記載されていました。
夫(旦那)の発達障害について
ご主人についてはこのように語っておられました。
夫は診断を受けたことはありませんが、おそらく自閉的な特性を持つ「グレーゾーン」でしょう。
診断はされておらず、ご自身の知識と経験から判断されているようですね。
自身の家族について、自身の経験から私的見解を発信している分には問題なかったのかもしれませんが、
今回の書籍出版で炎上している理由の1つは、このような私的見解を専門家の意見と誤認させるような発信の仕方をされている所なのかなと思っています。
娘の発達障害について
娘さんについてはこのように語っておられました。
超高齢出産で授かった娘もIQ130を超えるギフテッドの様相を示します。
文章の表現からすると、娘さんに関しても『ギフテッド』の診断をされたという明記はされていませんでした。
IQは数値で表すことができるので分かりやすい指標にはなりますが、『ギフテッド』には明確な診断基準はありません。
ただ他の同年代の子どもと比べると知能の発達が早いため、一般的な育児の悩みとは違う悩みがありそうですね。
自身(神田裕子)について
若い頃のご自身については『カサンドラ症候群』だったと語っておられました。
娘さんとご主人の両方ともコミュニケーションが難しく、1人で苦悩されていたことが、カウンセラーの道へ進むことになったきっかけなのかもしれませんね。
SNSの自己紹介では、発達障害やカサンドラ症候群、メンタルヘルス、恋愛から離婚育児まで様々なカウンセリングを行ってきたと記載されており、
カウンセリング歴35年、4万件以上の「スーパーカウンセラー」ということでかなりキャリアのあるカウンセラーさんだということがわかりました。
神田裕子の家族構成は?離婚して再婚?
出典元:神田裕子Instagram
神田裕子さんはブログやInstagram・XなどSNSの投稿も多くされていました。
上の画像は、2025年の3月29日に投稿されており、家族3人で花見に行った写真だといういことです。
娘さんは顔出しOKでご主人は加工されていますね。
なぜ『現在』という表現かというと、離婚経験があるためです。
また『再婚相手は元夫』という少しめずらしいパターンのようです。
2024年4月4日のアメブロで『4月3日に入籍しました』と報告されていました。
同じパートナーと再入籍ということで、窓口で婚姻届けを提出するときは気恥ずかしさがあったそうです。
幸せそうな笑顔の写真が投稿されていました。
神田裕子の年齢・出身wikiプロフィール
神田裕子の大学・カウンセラーの資格や経歴は?
大学と大学院合わせて3ヶ所卒業し、カウンセラー関連の資格は2つあることがわかりました。
その他、企業や学校でカウンセラーとしての経験があることもわかりました。
学歴と経歴・カウンセラー関連資格
藤女子大学 文学部
ルーテル学院大学臨床心理コース
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科
労働省認定産業カウンセラー資格。
心理相談員資格。
企業カウンセラー
学生相談室のカウンセリング
職歴や起業・活動歴
- 藤女子大学(文学部)を卒業し、一般企業の秘書を務める。
- 労働省認定産業カウンセラー資格(当時)取得。
- 心理相談員資格取得。
- 30代で開業し『企業カウンセラー』になる。

「企業カウンセラー」が世の中に広まったのは1990年代。神田さんは先駆者ということになりそうですね。
- 1989年 所属していた心理学研究所の派遣で、札幌市内の専門学校・短期大学で教鞭をとる。
- 学生相談室のカウンセリング業務も行う。
- 1996年3月『ゆうカウンセリングオフィス』設立。
- 1998年 北海道庁のメンタルヘルス講座・調査を担当し、北海道各地の官公庁や全国の一般企業を対象に講演・研修の活動を開始。
- 2001年 『ナチュラルハート』設立。
- 2004年 心理カウンセラー養成スクールを北海道、熊本、東京に開校。

地元北海道だけにとどまらず、講演や養成校を通して全国にカウンセリングを広めていこうとされていることがわかりますね。
- 2014年 自身で決めた「50歳定年制」を遂行し、会社を譲渡する。
- 2014年 『オフィスレアリーゼ』設立。
- 上智大学グリーフケア研究所所属。
- ルーテル学院大学臨床心理コースに社会人編入学。
- 2019年 ルーテル学院大学臨床心理コース 卒業。
- 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科(博士前期課程)に進学。
- 2021年 立教大学大学院修士号取得。
- 2021年4月 『カサンドラ・ラボ』設立。

50歳を超えてからも、カウンセラーとしての学びを止めず活動されいてることがわかりますね。
神田裕子の書籍が炎上した理由は?
炎上した神田裕子さんの書籍は『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』(三笠書房)
炎上の理由① 『差別の助長』
発達障害や精神疾患を抱える人を「困った人」という表現で分類し、人間ではなく「サル」や「ナマケモノ」などの動物の姿で表現している点が「差別を助長する」とされています。
発達障害の方を「困った人」と呼ぶことは、酷い差別では?
他の子たちが出来て、うちの子が出来ないのは「怠けている」からですか?
この表紙を見ただけで、悲しい思いをするのか、想像力がなさすぎる。この出版社もどうかしている。
表紙絵についても「スーパーカウンセラー」として自身が職場を上から神のように見下ろしているように見えるという意見もみられていました。
また、当事者の方が「迷惑をかけてごめんなさい」と謝っているコメントは読んでいて悲しくなりました。
炎上の理由② 『診断めいた分類』
医師の資格を持たない著者が、専門用語や疾患名を用いて診断のような分類を行っている点が、「職場での誤った診断ごっこや差別につながる」と懸念されています。
実際、当事者の方はどう感じているのか気になったので調べてみると、神田裕子さんのインスタにも当事者の方からのコメントが残されていました。
好きでこうなったわけではないのです… 人によっては、フォローしてもらって当たり前な嫌な人もいるかも知れないですね、そういう人は私も嫌いです。でも、そんな人ばかりじゃないので、動物に例えてバカにしたり、人権無視した言い方で本を書くのは良くないと思います… Xで炎上していますが、私も、このような表現はどうかと思いました
第三者ではなく、当事者や、当事者の家族などのコメントや投稿が見られているのがリアルでした。
炎上の理由③ 『著者の専門性』
自身を「スーパーカウンセラー」と呼んでいるものの、国家資格を持たない産業カウンセラーであることに対して、専門性の信頼性を疑問視する声があります。
少しでも専門的な知識をお持ちの方が見ると、心理カウンセラーの国家資格である『公認心理師』の資格は持っておらず、
認定資格のみという肩書きで、専門家のように誤認させる振る舞いに違和感を感じるようです。
素人がみれば違いがわからないのでカウンセリングを専門に勉強した人なのだろうと勘違いしてしまいますね。
炎上の理由④ 『上から目線の姿勢』
書籍の内容や宣伝において上から目線とも取られかねないSNSでの発信や言動が問題視されています。
instagramの投稿の一部です。
つい最近も発達障害のASD女子が、「べき論」を押し付けて、相手を適応障害に。(・・・中略・・・)これって、完全なパワハラなんです。あなたの周りには「困ったさん」がたくさんいます。悪気はないし、真面目ではあっても、他の誰かを傷つけていいということにはなりません。
産業カウンセラーという立場や、過去にカサンドラ症候群になった経緯を考えると、このような表現になってしまうのかなと思いました。
ただ、事象の捉え方や表現方法のが少し偏ったものになっているよな~とも思えます。
過去のXの投稿などを見ると、カウンセラーとしての資質は大丈夫なのか不安に感じる内容などもあったのは事実です。
娘が小さい頃「この人はお姉さん?おばさん?」と知人をこそこそと評価したことがある(笑)
※現在は投稿は削除されているようです。
産業カウンセラーの経験から、双方がうまくやっていく方法などのアドバイスをまとめた本であれば、現場で役に立つ書籍として受け入れられやすかったのかもしれませんが、
残念ながら、発達障害のある人を「困った存在」として「どうコントロールしていこうか」という上から目線はゼロではないように感じました。
神田裕子著について日本自閉症協会の公式発表
日本自閉症協会が4月18日に「職場の『困った人』をうまく動かす心理術」(三笠書房)について公式な見解を発表しました。
障害に対する誤解を生み、差別や偏見、分断を助長するものと判断します。このような本を、90年を超える歴史がある三笠書房が発刊されることは誠に残念です。
続けて、そのように判断する理由についても発表されています。
またこのようにも記載されていました。
大事なことは作者の差別意識の有無ではなく、本が当事者や職場、社会にどう影響するかです。作者や出版社はそのことをよく考えていただきたい。
この一文は今回の炎上騒動の核心をついているような気がしました。
詳しく知りたい方はこちらのホームページをご覧ください。
コメントには出版差し止めを求める声も多くあり、この件に関する世間の関心が高いことがわかりました。
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