こんにちは、ピンキーです!
本日は、「電子コミック大賞2023」男性部門賞などを受賞している『大蛇に嫁いだ娘』についてお伝えしていこうと思います。
タイトルからここへ辿りついた方は大丈夫だと思うのですが、この記事の内容はネタバレを含みますのでご注意くださいね。
さて、『大蛇に嫁いだ娘』は、そのタイトルの通り、不幸な境遇の村娘であるミヨが、供え物として山奥に住む大蛇に嫁ぐという名目で差し出されるというところからお話が始まります。
最初こそ、ミヨも食べられてしまうと思い、大蛇に怯えていたのですが、ミヨをいじめて苦しめていた村人たちに比べて、大蛇の方がずっと心優しく大切に接してくれます。
そんな大蛇とミヨは心を通わせ夫婦になり、子どもを授かります。
この漫画を読んでいく中で、いつかはそういうときが来ると思っていたのですが、いよいよ出産という時になると読者の私も不安が増していきます。
はっきりした時代設定はわかりませんが、おおよそ江戸時代から明治時代だと思われます。
つまり、現代のように病院で出産ではなく自宅で出産することになります。
また、ミヨは村から捨てられ、山にただ一人の人間ですから、出産を手伝ってくれる村人や母親などの出産経験者もいません。
- 初めての出産の不安。
- どんな子どもが生まれてくるかわからない不安。
これらの不安を抱えながらいよいよ出産することになるのですが、いったいどんな赤ちゃんが生まれるのでしょうか?
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この記事では、
✅赤ちゃんの名前は?
✅子どもはどんな性格?
について知ることができます。
これらのことが気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
大蛇とミヨの子供はどんな赤ちゃん?名前は?※ネタバレあり
ミヨの妊娠がわかり出産までの物語が描かれているのが4巻です。
ミヨのお腹はみるみるスピードで大きくなっていき、やはり通常の妊娠・出産とは違う様子です。
最終的に、たった3か月ほどで臨月を迎え、出産に至るわけですが、
いったいどんな子どもが産まれてくるのだろうと不安と心配な気持ちでいっぱいになっていきます。
しかも胎動のシーンではお腹の中をグルンと細長い生き物が回る様子も描かれていました。
- 「完全にヘビの子どもが産まれる?」
- 「上半身人間で下半身がヘビみたいな、人魚みたいな子ども?」
- 「もしくは二足歩行のヘビ?」
ミヨと一緒に読者も、期待と不安でいっぱいになったときに出産のときがやってきました!!
全く想像していなかった展開になったのですが、なんと産まれてきたのは双子でした!!
最初に出てきたのが、完全に見た目がヘビの男の子。この子は『時太郎』と名付けられました。
次に出てきたのが、見た目が人間の女の子。大きな産声を上げて元気な様子です。
顔や身体の一部分の皮膚は、ヘビのウロコのようになっており、鋭い牙のような歯を持っています。
女の子の名前は『イナ』と名付けられました。
まずは、母子ともに無事で産まれたことにホッとしたのですが、
- 「この2人の子どものこれからはどうなるのだろう?」
- 「子育てはどんな感じになるのだろう?」
と、まるで知人の子どもを心配するように、この子たちの将来がどうなっていくのかが気になりました。
そして産まれたばかりのこの時点では、『時太郎』よりも人間の見た目なのに、ウロコの肌を持つ女の子である『イナ』がいじめられたりするのではないかと心配になりました。
しかし、物語は違う意味で読者を裏切って進んでいきます。
大蛇とミヨの子供の性格は?
完全に見た目がヘビの男の子『時太郎』と、ウロコの肌を持つ女の子『イナ』は2人とも言葉を話すことができました。
物語の途中で、やさしい僧侶が村の子どもたちを集めて開いている習字教室に通うことになるのですが、
そこで無視などのいじめの対象になったのが『時太郎』でした。
2人の性格は全く違うので、それぞれがどんな性格をしていたのか紹介していきたいと思います。
『時太郎』の性格
時太郎の性格は母親のミヨに似ています。
温厚で優しく健気で、友達を作りたいと願い希望を持ってワクワクして習字教室に通ったのは、イナではなく時太郎です。
見た目はヘビでありながらも、誰よりも人間との交流を願って習字教室に通っていました。
しかし他の子供たちは、種族が違って自分たちと見た目が違う『時太郎』に冷たく接します。
傷つきながらも『時太郎』は打ち解けて友達になりたいと願い、健気に話しかけたり、上手く字が書けない(※手の代わりにしっぽで筆を使っていた)のに、文句も泣き言も言わずに努力を重ねていきます。
努力家であることも時太郎の特徴ですね。
その健気さと純粋さに、こちらは胸を打たれて気づけば全力で応援したくなっています。
『イナ』の性格
イナの性格は父親の大蛇に似ています。
お肉が大好きで野性的。やんちゃな性格で習字教室に行くより山で遊んでいる方が良いという性格です。
やられたらやり返す!気に入らなければ、父親である大蛇に食べてもらえばいい!
という少々気性が荒いところも父親である大蛇にそっくりです。
子どもならではの残酷さもあり、より子供らしさを感じるのはイナの方かもしれません。
食べるなんてそんなことをしてはダメだとたしなめるのが、ヘビの姿をした時太郎なのが面白いところです。
産まれたときは『イナ』がいじめられるのでは?と心配したのですが、違いました。
いじめられたのが『イナ』じゃなくて『時太郎』だった理由は、2人の性格があまりにも違いすぎたという側面もあったかもしれませんね。
まとめ|大蛇に嫁いだ娘 ミヨの子供はどんな赤ちゃん?時太郎は人間と蛇どっち?
今回は、妊娠したミヨの子どもはどんな赤ちゃんだったのか?という内容でした。
- しっぽのある人間が産まれるのか?
- 人魚みたいに半分人間のヘビが産まれるのか?
- 完全にヘビが産まれるのか?
いろいろ頭に浮かびましたが、産まれたのは双子で
見た目が完全にヘビの長男『時太郎』と
ウロコの肌と牙を持つ長女『イナ』が誕生しました。
不安いっぱいの出産でしたが母子ともに健康で無事に出産を終えてくれたので読者である私もホッとしました。
妊娠から出産までが3か月とすごいスピードだったので、成長もきっと早いのだろうと思います。
全く性格の違うこの2人が、今後どのように物語に関係していくのか成長が楽しみです。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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