2024年10月に、東京都中野区立小学校の男性教員が、LINEで同僚の女性教諭に対して、性的な内容を含む不適切なメッセージを複数回送りつけるというハラスメント事案がありました。
性的なLINE以外にも、暴言や侮辱的な言葉も含まれていたそうで、被害を受けた女性教諭は、精神的な苦痛から休職しているそうです。

学校側が12月に、中野区の教育委員会に提出した報告書では、
「日常のLINEや会話でも性的な言葉を前から使っていた」
「(女性教諭が)好意を抱いていた」
などの報告が記載されていたそうです。
これが事実なら、男性教員からだけでなく、所属している組織(学校)からも二次被害を受けたということになるので、不快な思いだけでなく、悔しい想いもされたことだと思います。

この報告書が虚偽だったことが問題になり、刑事告発にまで発展しているという訳です。
2025年9月、女性教諭は当時の校長と副校長に対して、「虚偽有印公文書作成・同行使」の容疑で警視庁に告発状を提出し、告発状は受理されています。

もちろん、女性教諭側は、学校と中野区の教育委員会に報告書の訂正を求めたそうですが、
2025年11月25日の段階で、それらの対応もされず、謝罪もないということなので、刑事告発に踏み切ったという流れですね。

隠蔽体質の臭いがプンプンする小学校に、自分の子供を通わせたくないです ( `ー´)ノ
イジメで不登校とかあっても、まともに相談にも乗ってもらえなさそうだし、なかったことにされそうで怖いです。
刑事告発で今後どうなる?

刑事告発状は受理されたということですが、今後どのような流れになっていくのでしょうか?
① 告発(被害者が提出)
↓
② 告発状を受理(警察が捜査対象にする)
↓
③ 捜査(事情聴取・証拠収集)
↓
④ 送検(警察 → 検察へ)
↓
⑤ 起訴するか、不起訴にするかを検察が判断
↓
⑥ 起訴されれば裁判へ

起訴に至るには「内容が虚偽だったよね」というだけでなく、「故意(わざと)だったよね」という証拠も必要なんだそうで….
今回のケースだとLINEという証拠などが残っていますが、学校側が、「メモだった」「勘違いだった」「急いで作成した」
などと説明すると「故意」を否定される可能性があるので、起訴されるかどうかは怪しい感じです。
ただ、刑事事件として起訴されなくても、学校の信頼は大きく低下し、社会的な信頼を得るための「透明性」や「誠実さ」が感じられない事件であることは間違いない事実として記憶に残ってしまいますね。


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