東京・赤坂の会員制高級サウナ「サウナタイガー」で発生した悲劇的な死亡事故。
しかし、事件は現場の安全管理問題だけに留まらず、次々に問題が発覚しているような状況です。
今、SNSやネットメディアで激しい批判の的となっているのが、同施設をめぐる「ステマ(ステルスマーケティング)疑惑」です。
「行ったこともないのに絶賛していた」「事故後に一斉に投稿を消した」といった証言が相次ぎ、多くの著名人やインフルエンサーを巻き込んだ大炎上へと発展しています。
一体、誰がどのようなPRを行っていたのか?そして、なぜ投稿は消されたのでしょうか?
サウナタイガーのステマ疑惑とは?「行ったことないPR」の衝撃

事故発生後、集英社オンラインなどの報道により、サウナタイガーが組織的にインフルエンサーを起用したステマを行っていた疑いが浮上しました。
実体験なしの「エアプPR」が横行?
驚くべきは、「実際には一度も来店していないインフルエンサーが、さも常連のように絶賛投稿をしていた」という証言です。
運営側から素材(写真や動画)を提供され、指定された文章を投稿するだけの「素材提供型PR」が行われていたとされています。
投稿には「最高に整った」「ここ以外考えられない」といった言葉が並んでいましたが、その裏に実体験は伴っていなかった可能性が指摘されています。
ステマ疑惑の有名人やインフルエンサーは誰?

この「嘘の宣伝」に関わったとされる人物として、SNS上では複数のカテゴリーの著名人の名前が挙がっています。
広告塔としてのジローラモ氏と「監修」の謎
最も注目されたのは、ゼネラルマネジャーとして「監修」を務めていたパンツェッタ・ジローラモ氏です。
事故直後、公式サイトから彼の名前や写真が削除されたことで「トカゲの尻尾切り」との批判が殺到しました。
運営側は「運営管理には関与していない」と釈明していますが、彼のブランド力を信じて入会したユーザーからは怒りの声が上がるのも不思議ではないですね。
拡散に関わったとされるインフルエンサー層
ニュースサイトなどでは、特定の個人名は公表されていませんが、複数人いることがわかっています。
ネット上での指摘や過去の投稿履歴から、以下の層が関与していたと見られています。
1.港区系インフルエンサー・モデル:華やかなライフスタイルを売りにする層。
2.格闘家・スポーツ選手:高級会員制というステータスをアピール。
3.サウナ特化型アカウント:専門的な知見から「安全で最高」と推奨。
なぜ消した?投稿削除の真相と「逃げ出し」への批判

事故のニュースが流れた直後、サウナタイガーを絶賛していた多くのインフルエンサーが、過去の投稿を無言で削除し始めました。
保身のための隠蔽工作か
投稿を削除した理由として考えられるのは、以下の通りです。
1.責任逃れ:事故が起きた施設を推奨していたことによる法的・道義的責任を回避するため。
2.イメージダウン防止:炎上に巻き込まれ、自身のフォロワーからの信頼を失うことを恐れたため。
3.契約解除:運営側との契約に基づき、ネガティブな状況下で投稿を下げるよう指示があった可能性。
しかし、この「黙って消す」という行為が、かえって「ステマ(やましい宣伝)だったことを自白しているようなものだ」として、さらなる炎上を招いています。
まとめ|命に関わる「嘘の宣伝」が招いた不信感

今回のサウナタイガーをめぐる騒動は、単なるPR手法の問題ではなく、「人の命に関わる施設で、実体験のない嘘の推奨を行った」という極めて重い倫理的・道義的問題を孕んでいます。
「監修」という名義貸しの危うさ、そしてインフルエンサーが金銭のために安全を確認せず太鼓判を押すことのリスクが浮き彫りになりました。
今後、法的責任の追及とともに、関与したインフルエンサーたちの説明責任が問われることになりそうですね。



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