こんにちは、ピンキーです!
みなさん、映画『バズライトイヤー』に同性カップルが登場することをご存知でしょうか?
『バズライトイヤー』では、バズの上官であるアリーシャとキコという女性同士の同性カップルが登場し、キスシーンもあります。
ピクサーでは初の同性カップルのキスシーンがある映画ということで、公開前からかなり話題になっており、
中東やアジアなど一部の地域(14カ国)では法律や宗教上の問題などから、上映禁止の事態にまで陥りました。
日本でも同性カップルのキスシーンがカットされるという噂がありましたが、最終的にはそのまま上映されることとなりました。
また、その2人の間には子供がいるという設定になっているという謎もあり、それもまた注目を集めました。
映画の中では描かれていませんでしたが、「どうして同性カップルである二人の間に子供がいるのか?」ということについても調べてみることにしました。
この記事では、
✅『バズライトイヤー』は誰のための映画?
✅同性カップルのキスシーンを復活させたのは誰?
✅同性カップルのアリーシャになぜ子供が?
について知ることができます。
これらのことが気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
バズライトイヤー キスシーンが問題になった理由は?誰のため映画?
出典元:@DisneyStudioJ_A
映画『バズライトイヤー』はそもそもアンディー(※トイ・ストーリーに登場する子供)が人生を変えるほど夢中になった映画という設定。
「誰のための映画?」という問いに対しては「子供のための映画」ということになりますね。
上映反対派の意見は、
「アリーシャのキスシーンは子どもの価値観に影響を与えるために、意図的に作られている」
と訴えているところがポイントです。
要は、アリーシャとキコの女性カップルのキスシーンは物語に絶対必要な要素でもないのに、無理にそのシーンを入れている(※意図的)
そして、意図的に入れることで、多くの子どもたちに価値観や思想を植え付ける結果になることが懸念される。
「物語に関係ない価値観を主張するためだけに設定されたシーンではないのか」
といった意見を主張しているそう。
ただ、賛成派の意見としては、
「どうして子供だからと言って隠さなければいけないのか」
「多様性が叫ばれる時代で隠す行為こそが、従来の思想や価値観に縛られた発想ではないのか」
そういったそれぞれの価値観の違いから対立する意見が生まれ、本国アメリカでも大きな話題となりました。
そもそもバズライトイヤーの映画ってSF映画で少し理解が難しいところもあります(※時間軸の話とか)
それが理解できる年齢の子どもは、そんなにバカではないと思います。
大人がいくら隠したって現実世界には同性カップルもいるし、大人より子どもの方が思考も柔軟なので、大人よりも「多様性」の意味をわかっているのかもしれませんよね。
バズライトイヤー 同性カップルのキスシーンを復活させたのは誰?
出典元:@DisneyStudioJ_A
制作過程で一度カットされたというシーンが、最終的には復活したわけですが、ピクサーの親会社であるディズニーも巻き込んで、かなりの注目を集めることになりました。
ここからは、その経緯や内容の解説をしていきたいと思います。
ことの発端は?
2022年3月にアメリカのフロリダ州で、州内の幼稚園や小学校で性的指向や性自認について議論することを厳しく規制する法案が可決されたことが発端となっています。
これは、通称「ゲイと言ってはいけない法案」と言われています。
この法案に対してディズニーが明確な意思表示をしていないばかりか、法案支持議員へ献金していたことが発覚しました。
急に政治色が強い話になってきましたね。
これに対してディズニーは「私たちの会社が社会に継続的な変化をもたらす方法は作品そのもの」と釈明。
株主総会で、
- 法案へ沈黙していたことについて謝罪。
- 上映反対派(保守派)に対する政治献金の停止。
- LGBTQ団体への寄付を約束。
をして事態を収拾しようとしました。
ピクサーのLGBTQ社員からの告発
ここで話は収束すると思われたのですが、ディズニーはピクサー内部のLGBTQ社員からさらに告発を受けることになります。
「親会社に検閲され、あからさまな同性愛の表現ほぼ全てが、ディズニー側からの要請でカットされてきた」
これが事実なら、かなりヤバイ告発ですね。
世界のディズニーがLGBTQを排除しようとしていたこともヤバイですし、
権力を使って、立場の弱い子会社に圧力をかけていたことになります。
つまりパワハラですよね。
そして、表現の自由も抑圧・コントロールしてきたと考えれば別の問題にもなりそうです。
アリーシャのキスシーンが復活
このような問題を経て、キスシーンは一度はカットされそうになったものの、最終的には復活したという流れがありました。
ディズニーとしても、14カ国から上映禁止をなった上に、反対派からの「子どもへの価値観の押し付け」の批判による収益低下をなくすためにシーンのカットを選択したということもあるかもしれません。
「キスシーンを復活させたのは誰」に対してのシンプルな答えは、
「ピクサーのLGBTQの社員」ということになるでしょうか。
ところで、この映画『バズライトイヤー』では、ロボット猫「ソックス」の声優の吹き替えがヒドイ!ということでも話題になりましたね。
ソックスの日本語吹替版の声優は誰で、どうやって声優がきまったのか?などについては、こちらの記事をご覧下さい!
バズライトイヤー 同性カップルのアリーシャになぜ子供が?
出典元:@westergaard2319
アリーシャとキコは女性同士のカップルですが、画像にもあるとおり、子供がいるようですね。
しかも妊娠して出産しています。
「なんで???」
二人は3年間の交際を経て婚約し、その4年後にはアリーシャが妊娠。
そして男の子を出産しています。
「やっぱり、なんで??養子縁組じゃなくて?」
映画では語られていませんが、頭の片隅ではやっぱり気になる部分ではありますよね。
そこで公式の見解ではありませんが、可能性としての話を考えてみたいと思います。
考察① 人工授精でアリーシャが妊娠した
ドナーやバンクで男性から提供してもらって人工授受精で妊娠した。
この方法は一番最初に思いつきました。
現実世界にもある方法なので一番イメージしやすいですね。
日本よりもアメリカの方がバンクの保存することも、提供を受けることもめずらしくないようです。
アメリカの海外ドラマが好きな方は、ドラマでも見たことがあるのではないでしょうか。
考察② キコがもともと男性だった
見た目は2人とも女性で、それぞれが「彼女」など女性を指す呼び方をされているため、
2人とも生まれつきの身体的な性別が女性だと思いこんでいました。
しかし、キコの生まれた時の性別が男性だったと仮定して、手術もしていなかったとすると、本当に二人の実子という可能性も考えられますよね。
その場合は、わざわざ別の人からドナー提供を受けることは考えにくいので、遺伝子レベルでアリーシャとキコの子供ということになります。
考察③ SFだからなんでもあり
そもそも『バズライトイヤー』はSF映画です。
私たちの想像を超える未知の惑星で起こる話なので、現実世界の理解を超えたことが起こっても不思議ではない。
ということです。
なので、女性同士のカップルだろうが、男性同士のカップルであろうが子供を授かる可能性がある。
という世界線なのかもしれませんね。
ロボット猫のソックスだって本物の猫と同じレベルのしなやかな動きをしていますよね(笑)
もしかして、こういうことを考えさせることも、この映画の見どころなのかもしれないですね!!
まとめ|バズライトイヤー同性カップルのアリーシャになぜ子供が?キスシーンは誰が復活させた?
今回は、映画『バズライトイヤー』に登場する同性カップルのアリーシャとキコにまつわる話についてお伝えしていきました。
- 同性カップルのキスシーンがあるということで、世界14カ国で上映中止になった。
- ディズニーからの圧力でピクサーは問題になっているキスシーンをカットしようとしていた。
- ピクサーのLGBTQ社員からの告発でキスシーンは復活し上映されることとなった。
- アリーシャとキコは女性同士のカップルなのに、アリーシャが妊娠・出産した理由は3つ考えられる。
以上が調べた内容とまとめです。
裏話を知ってから映画をみると、また違った目線で見ることができて面白いですね。
金曜ロードショーで『バズライトイヤー』をするので、まだ観ていないひとは、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。
ところで、この映画『バズライトイヤー』では、ロボット猫「ソックス」の声優の吹き替えがヒドイ!ということでも話題になりましたね。
ソックスの日本語吹替版の声優は誰で、どうやって声優がきまったのか?などについては、こちらの記事をご覧下さい!
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント